タンパク質ダイナミクスに対する最適解
他の構造パラメータにも対応
CONFOCHECK とタンパク質について
CONFOCHECK の主な用途は、タンパク質のコンフォメーション変化の検出と定量、ならびにタンパク質濃度の決定です。タンパク質の濃度分析ならびに二次構造 (アルファヘリックス、ベータシート) の定量は、いずれも内部キャリブレーションを用いて数秒以内に実行されます。
CONFOCHECK には、10 µg 程度の微量試料について、溶解および膜結合タンパク質なを測定できる、アプリケーションに最適化された測定ツールが用意されています。例えば温度によって誘起されるコンフォメーション変化の分析には、恒温水循環装置と接続された透過測定用キュベットを用いることで、指定された複数の温度での測定を自動的に実行することができます。
FT-IR タンパク質アプリケーション:
製薬分野におけるタンパク質分析:
AquaSpec™は、水溶性タンパク質または可溶化膜結合タンパク質の測定に使用されます。 CONFOCHECK の内部キャリブレーションをにより、30 秒程度の測定時間でタンパク質の二次構造と濃度が決定されます。
タンパク水溶液の測定に最適な光路長 (約 7 µm) のフローセルを備える AquaSpec™ は、高いサンプルスループットと優れた分析精度を可能にしています。0.1 mg/ml 未満の低濃度試料も簡単に測定することができ、タンパク質の僅かなコンフォメーション変化も確実に検出します。
AquaSpec™ 透過セルは、コンフォメーション変化を検出するための最高の感度と、タンパク質濃度の決定における最高の精度を可能にしています。
アプリケーション
BioATR II は、水溶液中のタンパク質の温度変化によるアンフォールディング、リフォールディング、および変性プロセスの研究を目的に開発された専用マイクロ ATR ユニットです。
水溶性タンパク質や膜結合タンパク質にも適用できます。シリコン製 ATR プリズム内での反射の数は、水溶液試料において最適なタンパク質信号が得られるように設計されています。
アプリケーション:
BioATR II の温度は、CONFOCHECKシステムの他のアクセサリと同様、サーモスタットによって制御されます。このユニットを用いることで、0 〜 95 °C の範囲の任意温度における測定を自動的に実行することができ、タンパク質の温度による構造変化や融点の分析が可能となります。
さらに、フィブリル化と凝集のプロセスを明らかにし、pH の変化やリガンド結合相互作用によるタンパク質の構造変化をモニタすることもできます。BioATR II 専用の透析トッププレートを使用すると、低分子量の物質をタンパク質試料を希釈することなく ATR の測定部に透析させることができます。
当社の红外タンパク質分析装置とソリューションの詳細については,こちらから資料をご確認頂けます。