CryoProbe Prodigyは、予算の範囲で驚異的な感度向上を実現する、画期的なBruker CryoProbeの新製品です。Prodigy プローブは、窒素冷却されたRFコイルとプリアンプを使用して、室温プローブよりも感度を向上させています。Prodigy パッケージは、プローブに加えて制御ユニットと液体窒素容器だけで構成されているため、追加のインフラを必要とせずに長いメンテナンス間隔で運用が可能となり、保守コストを最小限に抑えることができます。
CryoProbe Prodigyシリーズは、400~700 MHzの周波数範囲で使用できる多核用のBBOプローブと三重共鳴実験用のTCIプローブで構成されています。ヘリウム冷却プローブと同じ原理に基づき液体窒素の温度で動作するProdigy プローブは、1HおよびX核の両方において、室温プローブと比較して2~3倍の感度向上を実現します。
Prodigyの多核用のBBOプローブは、時間のかかる多核のNMR実験を最大10倍の速度で行うことを可能にし、多核室温プローブで知られる汎用性と柔軟性を拡大しました。さらに、プロトンやフッ素の検出実験では、S/N比が2倍になるというメリットがあります。
CryoProbe Prodigyは、学術研究機関、製薬および化学業界で、低分子をルーチン分析する場合のスループットを大幅に向上させることができます。Prodigy パッケージは、プローブに加えて、コントロールユニットと液体窒素容器だけで構成されているため設置が容易で、追加のインフラ設備も不要です。オプションのオートチューニングアクセサリー(ATMA)と組み合わせることで、Prodigyは、材料メーカーや化学メーカー、学術研究機関での使用に最適なプローブとなる可能性を秘めています。
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