TD-NMRの技術を用いたブルカーのminispec Whole Body Composition Analyzerは、マウスやラットの除脂肪組織、脂肪や体液を生きたまま正確に測定する手法を提供するものです。
この体組成アナライザーには、新しく特に重要な特長があります。すなわち、麻酔を使用せずに動物を丁寧に扱うという、縦断的な研究のための新しい標準が確立されています。
2001年の初めの発売以来、minispec Live Mice Analyzer (LF50)は、研究室での特性評価、スクリーニング、マウス表現型測定のための強力で非破壊的、非侵襲的なマウス分析ツールとして、急速に受け入れられてきました。生きた状態のマウスの脂肪および除脂肪測定の業界標準となっており、大手製薬会社、糖尿病および肥満の研究機関や大学に設置されています。
核磁気共鳴分光法(NMR法)は、材料分析の非破壊的試験法として最良の手法です。NMRによる非侵襲的な生体計測は広く、有益な応用分野で用いられ、磁気共鳴画像法(MRI)、磁気共鳴分光法(MRS)は特に良く知られています。TD-NMR法は同じNMR技術を用い、MRI画像にコントラストを与えるのと同様の物理的選択性により、脂肪組織、赤身組織や体液を分析します。脂肪と筋肉のコントラストは緩和時間の相対差により鮮明になります。
minispec生体組成アナライザーは、時間領域NMR法を用いています。システムはサンプル全体のTD-NMR信号を収集、解析し、脂肪、赤身組織、体液の成分に分けて表示します。この磁気共鳴技術によって、動物が生きている間に以下の多様な計測が可能です。
ブルカーは、最初のお問い合わせから評価、据え付け、その後装置が寿命を迎えるまでの購入サイクル全体を通して、お客様に比類のないサポートを提供することをお約束します。
LabScapeの保守契約、On-Site、On-DemandおよびEnhance Your Labは、現在の実験室に適した保守とサービスを行うために、新しいアプローチを提供するよう設計されています。